プエラリアには医療効果があるの?

プエラリアには医療効果があるの?

結論からいいますと、プエラリアは健康食品ですので薬が持つような医療効果はありません。
しかし、プエラリアは女性ホルモンのエストロゲンと似た働きを持つ植物性エストロゲンが豊富に含まれていますので、継続的に摂ることでエストロゲン作用をサポートします。
エストロゲンは女性らしい体をつくったり、きれいな肌を維持したりするだけでなく、血管を拡張するために重要な一酸化窒素の産生を高めたり、動脈硬化を進行させる悪玉コレステロールを減らして善玉コレステロールを増やしたり、動脈硬化の要因となる血管平滑筋細胞の増殖を抑制したりと生活習慣病を予防するために大切な働きをいくつも持っています。
ですから、プエラリアを摂ってエストロゲン作用を助けることは、生活習慣病の予防にも繋がるのです。
さらに、プエラリアはエストロゲン作用を助けることで乱れたホルモンバランスを整えるように導きますので、ホルモンバランスの乱れによって起こるPMSや更年期障害の緩和にも役立ちます。
プエラリアは薬ではありませんが、継続的に摂ることで健康な体づくりに貢献します。

プエラリアの副作用に注意!

プエラリアは薬ではなく健康食品ですので薬のような重篤な副作用の心配はありませんが、ホルモン作用を持っており、植物性エストロゲンが含まれる食品の中でも植物性エストロゲンの含有量が多いので、他の健康食品と同じように摂ると体調不良を引き起こす恐れがあります。

健康食品は薬と違って一日の摂取量が決められていませんが、プエラリアの場合一日400mgを超えると女性ホルモンのバランスが崩れたり、体調不良を引き起こすリスクが高まりますので、過剰摂取は絶対に止めましょう。
日本の場合、プエラリアの一日の目安摂取量は400mg以下といわれていますが、外国では100mgまでと定められている国もあります。
それほどプエラリアの作用が強いということですので、プエラリアを初めて摂る方は目安摂取量の半分以下から摂り始めることをおすすめします。

また、プエラリアを摂る期間にも注意してください。
通常の健康食品であれば毎日摂るのが普通ですが、プエラリアの場合プロゲステロンの分泌が活発になる黄体期に摂るとホルモンバランスが崩れて、不正出血を起こしたり、生理痛などのPMSを悪化させる恐れがりますので、この期間は摂取を控えなければなりません。
プエラリアには植物性エストロゲンが含まれていますので、エストロゲンの分泌が活発になる卵胞期に摂ることで、バストアップ、ダイエット、美肌、更年期障害の緩和などの効果が期待できます。

そして、プエラリアの製品を選ぶ際は品質の良い原材料を選ぶことも大切です。
日本で販売されているプエラリア製品の原材料であるプエラリアは、ほぼ全てが輸入物ですので、中には品質の良くないものも混ざっています。
品質の悪いものは、効果が出来にくいだけでなく副作用も強く出るリスクが高いので、プエラリア製品を購入する際は、プエラリアの原産国、プエラリアのランク、グレードなどをチェックして品質の良いプエラリア製品を選びましょう。

プエラリアは薬ではありませんが健康食品と言い切るには作用が強いので、他の健康食品と同じように摂るのは危険です。
作用の強さでいえば、プエラリアは薬と健康食品の真ん中の位置にありますので、摂取量や摂取期間を守って安全に健康効果を手に入れましょう。

Copyright © プエラリア情報局 All Rights Reserved.