プエラリアでムダ毛対策する方法

女性の体では、女性ホルモンだけでなく、男性の１０分の１程度の男性ホルモンも作られています。
女性の場合、女性ホルモンの分泌量は加齢や生活環境によって減少していきますが、男性ホルモンの分泌量は年齢を重ねてもほとんど変わらないそうです。
そのため、女性ホルモンの分泌が減少したり、ホルモンバランスが崩れたりすると、相対的に男性ホルモンの量が増えてしまい、ムダ毛が目立つようになります。

ムダ毛対策にプエラリアが効果的だといわれている理由は、女性ホルモンのエストロゲンと似た構造を持つ植物性エストロゲンが含まれているからです。
植物性エストロゲンはエストロゲン受容体と結びつくことで、エストロゲン作用を助けます。それにより、プエラリアは女性ホルモンの減少を抑制したり、ホルモンバランスを整えたりするサポートをします。
女性ホルモンの減少を抑制し、ホルモンバランスの乱れを改善することで、相対的に男性ホルモンの量を減らしてムダ毛の成長を抑えます。

ただし、近年の研究によって体毛の濃さや太さは遺伝が関係しているということが判明しましたので、遺伝によってムダ毛が濃かったり、長かったりする方は、プエラリアを摂っても思うような効果は得られない可能性がありますので注意しましょう。

プエラリアと一緒に出来るムダ毛対策

ムダ毛が濃くなる要因は男性ホルモンの影響だけではありません。
日常の中にもムダ毛を目立たせる要因が潜んでいますので、気を付けなければなりません。
ここからは、誰にでも出来る簡単なムダ毛対策をご紹介します。

皮膚に刺激を与えない

ムダ毛を処理するとき、どのように行っていますか？
例えば、カミソリでムダ毛を剃ったり、毛抜きを使ってムダ毛を抜いたりしていませんか？
人の皮膚は刺激を与えられた部位は他の部位に比べて体毛が濃くなる傾向にあります。
これは外敵から身を守るための防衛反応の一つで、妊娠すると体毛が濃くなるメカニズムと同じです。
刺激を与え続けると、皮膚はその場所を「守らないと！」と思いますので、ムダ毛を剃ったり、とくに抜いたりすることはかえって逆効果なのです。
だからといって、ムダ毛を処理しないわけにはいきませんよね。
ムダ毛を処理する場合は、除毛剤やクリームなどをたっぷり塗って、皮膚摩擦を徹底的に減らして下さい。そして処理が終わった後は、軽く冷やすことで刺激の炎症を抑えて、保湿クリームを塗って下さい。
ちなみに、カミソリよりも毛抜きの方が皮膚への刺激が大きいので、セルフ処理の際は出来るだけカミソリを使用するようにしましょう。

体を冷やさない

人間も動物と同じように、体が寒いと感じ続けると身を守るために体毛が濃くなる傾向にあります。
つまり、体の冷えはムダ毛を濃くする要因になり得るのです。
体毛を濃くしないためには、体温が極端に変化しないことが大切ですので、夏でも冬でも体を冷やさないものを食べたり、着たりすることで、体温を一定に保ちましょう。

男性ホルモンの分泌を促す食べ物は控える

女性は男性の１０分の１程度の男性ホルモンしか含まれていないと説明しましたが、人によってはその割合が高くなることもあります。
例えば、日常的に女性ホルモンの分泌を抑えて、男性ホルモンの分泌を促す食べ物を食べていると、男性ホルモンの分泌量も増えます。
具体的には、動物性たんぱく質の豚肉や牛ヒレ肉などは男性ホルモンの生産を促し、ブロッコリーやカリフラワーなどは女性ホルモンの分泌を抑える成分が含まれていますので、ムダ毛が気になる方は出来るだけ控えた方が良いでしょう。
男性ホルモンの分泌を促す食べ物は控えて、キャベツやナッツ類、卵、青魚、アボカドなどの女性ホルモンの分泌を促す食べ物を食べましょう。

ストレスを溜め込まない

人は強いストレスを感じ続けると、自律神経が乱れて交感神経（活動・緊張モード）が優位になります。
交感神経は「アンドロゲン」という男性ホルモンの分泌を促進する働きがありますので、交感神経が優位な状態が続くとムダ毛は濃くなります。
ストレスを解消するためには、ストレッチや半身浴、ハーブティーを飲んだりなど、副交感神経が優位になりやすい習慣を取り入れましょう。

プエラリアを摂って女性ホルモンの分泌を助けるだけでなく、ムダ毛を濃くしない習慣を取り入れることで、徹底的にムダ毛対策をしましょう！