プエラリアで冷え性が改善するメカニズムとは？
プエラリアといえば、バストアップや美肌効果などが取り上げられていますが、実は、女性の大敵である「冷え性」の改善にも効果的な働きを持っているのです。
プエラリアが冷え性の改善に繋がる理由は、大きく３つあります。
自律神経を整える
女性の体はエストロゲンとプロゲステロンの２種類の女性ホルモンによって心身の安定を維持しています。
女性ホルモンの分泌をコントロールしているのは脳の視床下部という部位です。この視床下部の命令が卵巣に届くことでホルモン分泌がされます。
しかし、視床下部がいくら命令をしても加齢やホルモンバランスの乱れなどによって女性ホルモンの分泌が低下すると、命令と分泌量に誤差が生じます。
体が命令通り動かないと視床下部は、「どうして命令通り動かない！？」と混乱します。
視床下部は女性ホルモンだけでなく自律神経のコントロールもしていますので、視床下部が混乱すると自律神経のバランスも崩れます。
自律神経は体温を一定に保つ働きを担っていますので、自律神経の機能が乱れると体温調節が上手くできなくなり、冷え症を引き起こしてしまうのです。
プエラリアには、女性ホルモンのエストロゲンとよく似た働きを持つ植物性エストロゲンが含まれています。植物性エストロゲンを補うことで、エストロゲン作用を助け、女性ホルモンの分泌をサポートすることで、視床下部の混乱を防ぎます。
視床下部の混乱を防ぐことは、自律神経を整えることにも繋がりますので、冷え性の予防改善にも良いのです。
血行不良の改善
女性ホルモンのエストロゲンは、女性らしい体をつくったり、美肌や美髪を維持したりと女性のキレイを守るたくさんの働きを担っています。
そんなエストロゲンですが、実は悪玉コレステロールを肝臓に取りこむことで、血中の悪玉コレステロール値を抑制する働きも担っています。
ですから、エストロゲンの分泌量が減ると悪玉コレステロールが増えて、血液もドロドロになりやすくなってしまうのです。
血液がドロドロになると血行も滞りますので、代謝は悪くなり、体は冷えやすくなります。
プエラリアの植物性エストロゲンを摂り、エストロゲン作用を促すことで、悪玉コレステロールの増加を抑制し、ドロドロ血液を防ぎます。
血行不良を改善へと導くことで、冷え性の予防・改善に繋がります。
コラーゲンを生成
エストロゲンの持つ働きの一つに「コラーゲンの生成」を促すことがあります。
コラーゲンは肌の弾力やツヤを維持するためには欠かせないものですが、血管や筋肉をつくるためにも重要な役割を担っています。
弾力性のある血管は血液の流れを促し、筋肉はポンプ代わりとなって血液を全身へ押し出す力がありますので、体温を維持するためにはどちらも欠かせない存在です。
プエラリアで植物性エストロゲンを補い、エストロゲン作用を促進することは、健やかな血管と筋肉を維持するためにも大切なことなのです。
以上の３つのポイントが、プエラリアが冷え性を改善するメカニズムです。
体の冷えが女性ホルモンのバランスを崩す
上記では、女性ホルモンのバランスが崩れると自律神経が乱れ、体が冷えるというように紹介しましたが、これは逆のこともいえます。
体が冷えると自律神経が乱れやすくなり、女性ホルモンのバランスを崩す原因にもなるのです。
つまり、体を冷やさないためには女性ホルモンのバランスを整えることが大切であり、女性ホルモンのバランスを崩さないためには体を冷やさないようにすることが大切なのです。
体を冷やさないためには、正しい生活習慣に加えて自律神経のバランスを整えるために効果的な半身浴やハーブティーなどを習慣に摂り入れるのもおすすめです。
ストレスと睡眠不足は自律神経のバランスを乱す誘発原因となりますので、リラックスできる時間とぐっすり就寝できる時間を確保することも大切ですよ。
冷え性を改善したいという方は、プエラリアを摂るだけでなく、体を冷やさない生活習慣を取り入れることで効率よく冷え性の改善を目指しましょう。