プエラリアは心臓に悪影響がある?

プエラリアが心臓に悪影響を及ぼす!?

プエラリアの摂取が心臓に悪影響を及ぼすという俗説がありますが、結論からいいますとプエラリアが心臓に悪影響を及ぼす可能性は限りなく低いです。
なぜならば、プエラリアはむしろ心臓に良い影響を及ぼす働きを持っているからです。

そもそも、人の心臓は1日に約10万回も収縮と拡張を繰り返すことで、全身に血液を送り出しています。
心臓の収縮と拡張を助けているのが、心筋です。
冠動脈という太い血管が心筋に酸素や栄養を供給していることで、私たちの心臓は健康を維持できているのですが、冠動脈に動脈硬化などが起こると血管が狭くなったり、血栓ができやすくなったりして、冠動脈を流れる血液の流れが悪くなります。
すると心筋に酸素や栄養が行き届きにくくなり、心筋機能が低下したり、心臓に十分な血液が行き届かないことで起こる虚血性心疾患(狭心症や心筋梗塞など)を引き起こしたりするリスクが高くなるのです。
心筋機能を正常に維持するためにも、虚血性心疾患を予防するためにも、動脈硬化を促進させないことが大切です。
誰しも加齢とともに動脈硬化は少しずつ進みますが、それをさらに促進させるのが高血圧、高血糖、脂質代謝異常です。
ですから、血糖値やコレステロール値、中性脂肪値が高めの方は動脈硬化が進みやすいといわれています。

実は、プエラリアには動脈硬化の進行を抑制する働きが期待されているのです。
プエラリアには女性ホルモンのエストロゲンと似た構造を持つ「植物性エストロゲン」が含まれています。植物性エストロゲンを補うことで、エストロゲン作用を助けます。
エストロゲンには、血糖値やコレステロール値を上昇させる原因となる悪玉コレステロールの増加を抑える働きがあります。
悪玉コレステロールの増加を抑制するということは、血糖値やコレステロール値の上昇を防ぎ、高血圧、高血糖、脂質代謝異常を予防することで、動脈硬化の進行を防ぐことにも繋がるのです。
つまり、プエラリアで植物性エストロゲンを摂ってエストロゲン作用を促すことは結果的に心疾患の原因となる動脈硬化の進行を防ぐことにもなりますので、プエラリアは心臓に悪い影響を及ぼすのではなく、むしろ良い影響を及ぼすといってよいでしょう。

人によっては心臓に悪影響を及ぼす可能性もある

ただし、中にはプエラリアを摂って心臓に悪影響を及ぼす可能性を持つ人もいます。
それは、甲状腺異常や女性特有のガンや疾患を持っている方です。

甲状腺異常や女性特有のガンや疾患を持っている方はもともとホルモンバランスが崩れやすい状態にありますので、ホルモン作用を持つプエラリアを摂ると、かえってホルモンバランスを崩し、症状が悪化する可能性があるのです。
また、女性特有の疾患で治療を受けている方の中にはホルモン治療を受けている方もいるでしょう。そういった方がプエラリアを摂ると体内の女性ホルモンの分泌が過剰になり、こちらもまたホルモンバランスが崩れてしまう恐れがあります。
ホルモンバランスが崩れた結果、突然心臓の動きが速くなったり、ドクンと大きな拍動が起きたり、心臓の動きが不安定になる可能性もあります。

上記のような病気や疾患を持っている方だけでなく、健康に不安がある場合は、かかりつけの医師に相談してください。
プエラリアは正しく摂取すれば女性の健康を導く様々な効果が期待できますので、自分の健康状態をしっかりと把握した上で摂取しましょう。

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