プエラリアは体臭がキツくなるって本当！？
プエラリアを摂って「体臭がキツくなった！」という方がいます。
しかし、プエラリアを飲んで直接的に体臭がキツくなることはまずありません。
ただ、プエラリアを飲んで一時的に体臭的にキツくなることはあります。
ではなぜプエラリアを飲むと一時的に体臭がキツくなるのでしょうか？
プエラリアには植物性エストロゲンが含まれていますので、継続的に摂ることで女性ホルモンのエストロゲン作用を助けます。
エストロゲンの作用の一つに血液循環を促す作用があります。
血液循環が良くなると代謝が良くなり、体内で滞っていた老廃物が全身を巡ります。
全身に巡った老廃物は尿や便だけでなく汗や皮脂にも出ますので、体がデトックスしている間は体臭がキツくなってしまうのです。
プエラリアはエストロゲン作用を助けますので、エストロゲン作用がスムーズになることで血液循環が良くなり代謝が高まります。
これが、プエラリアを飲んで体臭がキツくなってしまった理由だと考えられます。
体がデトックスすると、嬉しい効果がたくさんあります。
ほんの一例ですが、体がデトックスすると以下のような効果が期待できます。
血行不良の改善
代謝が上がると血液循環が良くなりますので、血行不良の改善に役立ちます。
血行不良が改善されると、冷え性やむくみなどが和らいだり、肌や髪の毛のツヤが高まったり、内臓機能が向上したりと、健康や美容に嬉しい効果がたくさんあります。
ターンオーバーの活性化
新陳代謝が良くなるとターンオーバーも活発になります。
正常なターンオーバーは肌や髪の毛の生まれ変わりを促しますので、シミやしわを防いだり、ヘアサイクルの乱れを整えたりといった効果が期待できます。
自律神経が安定
自律神経を乱す要因に、体の冷えがあります。
自律神経が乱れると、頭痛や腹痛、不眠、イライラ、不安感など心身の不調を引き起こします。
血行不良が改善されると、自律神経のバランスも整いやすくなりますので、自律神経の乱れによる症状を改善へと導きます。
ダイエット促進
代謝が高まると脂肪燃焼効果も高まりますので、体は痩せやすい状態になります。
脂肪燃焼効果が高い状態で運動をしたり、食事に気を付けたりするとダイエットに効果的です。
体臭を早期改善するには？
しかし、一時的でも体臭がキツいのは嫌ですよね。
では、体臭を早期改善するにはどうすればよいのでしょうか？
ここからは、体臭を早期改善へと促す方法を５つご紹介します。
こまめな水分補給
汗臭がキツいから汗をかかないように水分を控えるという方がいますが、それは逆効果です。
こまめに水分補給をすることで血液循環が良くなり、体の中がキレイになりますので食事も含めて一日２リットル程度の水分を摂るようにしましょう。
人の体は一度にたくさんの水分を飲んでも、体内に溜めておくことは出来ませんので、「こまめに補給」することが重要です。
水分補給をするタイミングとしては、喉が渇いたときではなく喉が渇いたなと感じる前に摂りましょう。
ビタミンＡ、ビタミンＥを摂る
人の体臭は食習慣に大きく影響されています。
例えば、過剰な皮脂やタンパク質は臭いの原因となりますので、揚げ物などの油っこいものや、味付けの濃いもの、甘いものなどは控えましょう。
臭いの要因となる食べ物がある反面、臭いの悪化を防いでくれる食べ物もあります。
それは、ビタミンＡ、ビタミンＥが豊富に含まれている食べ物です。
ビタミンＡとビタミンＥは強い抗酸化作用がありますので、臭いの原因となる脂肪酸の分解を助けて臭いを軽減します。
ナッツ類、大豆製品、緑黄色野菜にビタミンＡとビタミンＥが豊富に含まれているので、積極的に摂りましょう。
体を温める
体が冷えると汗が出る「汗腺」の動きも鈍くなります
汗腺の動きが低下すると汗が出にくくなり、水分だけでなく毒素も溜め込まれてしまいます。体を温めると汗腺の動きも活発になりますので、体を温めて毒素の排出を促すことが大切です。
体を温めると内臓の働きも活発になり、便秘解消にも繋がりますので、臭いの素となる大きな原因を排出します。
自律神経を整える
ストレスが強くなると自律神経が乱れます。
自律神経が乱れるとエクリン線から出るサラサラで無臭のはずの汗が、乳酸やアンモニアを含んだ臭い汗に変わります。
さらに、ストレスは体臭をキツくさせるだけでなく口臭もキツくします。
臭いを抑えるためには自律神経を整えることが大切です。
自律神経を整えるには、音楽を聴いたり、半身浴をしたり、ストレッチをしたりといったリラックスできる習慣をつくりましょう。
体を洗いすぎない
私たちの皮膚は弱酸性に保たれているのですが、体を洗い過ぎると肌はアルカリ性に傾きます。
肌がアルカリ性に傾くと、臭いの原因である黄色ブドウ球菌や真菌などの悪玉菌が増えて体臭がキツくなります。
体臭が気になるといつも以上に体をしっかりと洗ってしまいますが、皮膚についた汗や皮脂はお湯だけでも十分落ちていますので、洗い過ぎには気を付けましょう。
プエラリアを飲んで一時的に体臭がキツくなることはありますが、長期的に続くようであれば生活習慣が乱れているか、糖尿病や胃腸障害などの病気が潜んでいる可能性もあります。
二週間以上体臭が続くようであれば、お医者さまに相談しましょう。