プエラリアに含まれるプエラリンとは?

「プエラリン」の正体

プエラリアは女性ホルモンのエストロゲンと似た構造を持つ植物性エストロゲンが含まれていることから、継続して摂ることでバストアップやダイエット、美肌、PMSの緩和などの効果が期待されています。
プエラリアに含まれる「プエラリン」は植物性エストロゲンの一つで、プエラリアが世界的に有名になったきっかけの成分でもあります。

というのも、プエラリアが世界的に有名になったきっかけは、イギリスの学術雑誌ネイチャーで取り上げられたことにあります。
ネイチャーで、プエラリアミリフィカには大豆イソフラボンにはほとんど含まれていない美乳効果を持つプエラリンが多く含まれているといった内容が掲載されたことで、プエラリアは世界中の女性に注目されるようになったのです。

プエラリアには、プエラリンを始めとした、ダイジン、ゲニスチン、ダイゼイン、ゲニステインといった豊富な植物性エストロゲンが含まれており、その含有量は同じ植物性エストロゲンが含まれる大豆の40倍といわれています。

プエラリアは大豆イソフラボンよりもパワーが強い

以前までは、植物性エストロゲンが含まれる代表的な植物といえば「大豆」でした。
大豆に含まれる大豆イソフラボンを多く摂っている人は、更年期障害の症状であるホットフラッシュが見られにくいという報告があります。
ほかにも、肌の弾力を保つコラーゲンの生成を促したり、新陳代謝を高めてターンオーバーを正常化したり、骨粗鬆症の予防、悪玉コレステロールを除去して生活習慣病予防など、大豆イソフラボンには様々な健康効果が期待されていました。

しかし近年、大豆イソフラボンを摂っても効果が期待できる人と期待出来ない人がいることがわかったのです。
その理由は、腸内細菌の「エクオール産生菌」にあります。
腸内にエクオール産生菌がある人は、摂った大豆イソフラボンが「エクオール」として変換された後吸収されます。
一方、腸内にエクオール産生菌がない人は、摂った大豆イソフラボンは「ダイゼイン」のまま吸収されます。
上記で述べた様々な効果が期待できるのは、腸内にエクオール産生菌がある方です。
エクオール産生菌がなく、大豆イソフラボンがエクオールとして吸収されない人は、大豆イソフラボンを摂っても思うような効果は期待できないそうです。

しかし、プエラリアは違います。
プエラリアには、プエラリンを始めとしたミロエステロールやデオキシミロエステロールといった非常に強いホルモン作用を持つ植物性エストロゲンが含まれていますので、人を選ばず強い作用を発揮します。
プエラリアは大豆イソフラボンよりもバストアップや美肌、更年期障害の軽減、骨粗しょう症の予防など様々な効果が期待できます。
ただし、あまりに活性の強い植物性エストロゲンが含まれているので、大豆イソフラボンよりも副作用の注意が必要です。
製品の目安摂取量を守り、プロゲステロンの分泌が活発になる黄体期には摂取を控えるなどして、ホルモンバランスの乱れを防ぎましょう。

より高い効果を期待する方は、健康食品はプエラリアを摂って、食事では大豆製品を積極的に摂るのがおすすめですよ。
エストロゲンを補充して、年齢とともに低下していくエストロゲン作用を促しましょう。

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