更年期の症状にプエラリアが良い理由
更年期に起こる不快な症状の原因の一つに女性ホルモンの「エストロゲン」が関係しています。
エストロゲンは初潮が始まる頃から卵巣で分泌され３０代の頃に分泌量のピークを迎えます。分泌のピークが過ぎ、卵巣機能が低下するとともにエストロゲンの分泌量も減っていきます。そしてさらに更年期と呼ばれる４０代半ばから、急激に分泌量が低下していくのです。
この急激な体の変化に、心と体のバランスが崩れてしまい生じるのが「更年期障害」です。
更年期障害の症状には、「体の症状」と「心の症状」があります。
体の症状には、だるさ、疲れやすい、耳鳴り、ほてり、多汗、手足の冷え、腰痛、肩こり、
頭痛、めまいなどがあります。
心の症状には、不眠、不安感、イライラ、怒りっぽくなるなどがあります。
さらに、女性ホルモンは肌のハリや髪の毛の潤いを保つサポートもしてくれていますので、女性ホルモンの分泌量が減ることで、肌や髪の毛などの美容面にも影響が出ます。
更年期の女性ホルモンの減少は、誰もが通る道ですので避けることは出来ません。
しかし、女性ホルモンを補うことで、更年期の不調を緩和することは期待できます。
そこで注目されているのが、プエラリアです。
プエラリアは「植物性エストロゲン」という女性ホルモンのエストロゲンと似た作用を持った成分が含まれています。
プエラリアを摂って植物性エストロゲンを補充することで、ホルモンバランスの乱れを整え、更年期障害を緩和へと導きます。
実際に、タイの病院で更年期症状患者４８名を対象に行った実験で、１日あたり１００ｍｇのプエラリアを６か月間摂取させたところ、更年期障害の諸症状の改善が見られたという結果も出ています。
このことからも、プエラリアが持つ植物性エストロゲの働きは、更年期障害の緩和・改善に効果的であると考えられます。
若年性更年期障害にも女性ホルモンが大切
近年、３０代の女性でも月経が無くなったり、体のほてりや手足の冷え、めまいなど、更年期でもないのに更年期障害のような症状を訴える女性が増えています。
この背景には、過度なストレス、不規則な生活習慣、間違ったダイエットなどがあります。こういった生活によって女性ホルモンのバランスが乱れ、卵巣機能が低下してしまったことが原因だと考えられます
このような更年期前に起こる不調を「若年性更年期障害」と呼びます。
若年性更年期障害でも、大切なことは更年期障害の緩和方法と同じです。
まずは女性ホルモンの乱れを整えることが大切ですので、プエラリアを摂って「植物性エストロゲン」を補充し、ホルモンの乱れを整えるようにしましょう。
それに伴って、ストレスを解消したり、規則正しい生活を心がけることも大切ですよ。