プエラリアに若返り効果がある理由

プエラリアに若返り効果がある理由

エストロゲンにはいくつもの働きがありますが、その一つがコラーゲンとエラスチンの合成です。
コラーゲンは、肌のツヤや弾力、髪の毛のツヤ、健やかな爪などを維持するためには欠かせない存在です。コラーゲンが不足すると、シワやたるみ、髪の毛のパサつきなど、あらゆる弊害を引き起こします。
一方のエラスチンは、コラーゲンとコラーゲンを結び付けるという作用を持っています。伸び縮みする性質を持っており、皮膚や血管など弾力性を維持するためには欠かせません。
コラーゲンとエラスチンは、更年期を迎えると急激に減少していきます。
加齢だけでなく、紫外線やストレスなどの影響によっても減少してしまいます。
コラーゲンとエラスチンが減少すると、肌老化や血管老化のスピードが早くなり、見た目が老けて見えるだけでなく、動脈硬化や心筋梗塞などのリスクも高まります。

エストロゲンが「若返りのホルモン」と呼ばれている理由は、繊維細胞に働きかけることでコラーゲンとエラスチンを合成する作用を持っているからです。
そして、プエラリアを継続して摂ると若返り効果があるといわれているわけは、プエラリアに含まれる植物性エストロゲンが女性ホルモン「エストロゲン」と似た働きを持っているからです。
植物性エストロゲンが体内に入ることでエストロゲン受容体と結合し、エストロゲンの作用を促すことで、エストロゲンの持つ働きを高めると考えられています。
エストロゲンの作用が活発になると、コラーゲンとエラスチンの合成も促されます。
コラーゲンとエラスチンの合成が活発になると、肌、髪の毛、血管などが元気になります。
これが、プエラリアに若返り効果があるといわれている理由なのです。

プエラリアは老化を加速させる「冷え」からも体を守る

昔から、女性は体を冷やしてはいけないと言われています。
その理由の一つは、「冷え」が体の老化速度を加速させるからです。

女性の卵巣や子宮は、脳下垂体から卵胞刺激ホルモンと黄体形成ホルモンという伝達物質が分泌されることで正常な働きをしています。
伝達物質を卵巣や子宮に運ぶのは血流です。
つまり、血液の流れが悪ければ、伝達物質は卵巣や子宮に上手く運ばれません。
伝達物質が上手く届けられなければ、卵巣や子宮は十分な働きができません。
卵巣や子宮が十分な働きが出来ないということは、卵巣内の卵胞から分泌されているエストロゲンも十分に活動できないのです。
エストロゲンは肌や髪の毛、血管などの健康を維持するためには欠かせないことはすでにご説明しましたが、エストロゲンが持つ働きはそれだけではありません。
基礎体温を下げたり、自律神経を整えたり、骨を丈夫にしたり、血中のコレステロール値を整えたりといった、たくさんの働きを担っています。
ですから、エストロゲンの分泌が不十分で活動が低下してしまうと、これら全てに影響を及ぼす可能性があるのです。

卵胞刺激ホルモンと黄体形成ホルモンをしっかりと卵巣や子宮に運び、エストロゲンの働きを滞らせないためには、血流がスムーズであることがとても大切です。
しかし、体が冷えると血流が悪くなります。
血流が悪くなるとエストロゲンの働きを滞らせます。
エストロゲンの働きが滞ると、肌、髪の毛、血管、骨、自律神経などのあらゆる場所で弊害を引き起こす恐れがあります。
これが「冷え」が体の老化速度を加速させるといわれる理由です。

プエラリアが若返りに効果があるといわれるもう一つに理由は、老化を加速させる「冷え」を予防・改善する働きを持っているからです。
プエラリアには、プエラリン、ダイジン、ゲニスチン、ゲニステイン、ダイゼインなど、多くのイソフラボンが含まれています。
イソフラボンには悪玉コレステロールの分解を促して、酸化を防ぐ働きがあります。
この働きにより血液をサラサラにして、キレイな血管を維持します。
イソフラボンの作用によって血液循環が良くなると、血行も改善されます。
血行が良くなると代謝も上がり、体がぽかぽかになりますので、冷えの予防・改善に繋がります。

このように、冷えから体を守って、老化速度をゆるやかにすることも、プエラリアが若返りによいといわれる理由なのです。

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