なぜプエラリアは不眠に効果的なのか

布団に入ってもなかなか寝付けない、夜中に目が覚める、朝スッキリ起きられないなど、日本人の３人に１人が睡眠に対して何らかの悩みを持っているそうです。
こういった状態が長期的に続くことを「不眠症」と呼びます。
不眠症には主に３つのタイプがあります。
布団に入ってもなかなか寝付けない「入眠困難」、夜中に何度も目が醒めてしまう「中途覚醒」、起床時間よりも１～２時間以上早く目覚めてしまう「早朝覚醒」です。

不眠症の中でも、「入眠困難」と「中途覚醒」は、ホルモンバランスの乱れや女性ホルモンの分泌低下によって生じることがあります。
女性ホルモンの分泌が低下したり、ホルモンバランスが乱れたりすると、視床下部が混乱し、視床下部にコントロールされている自律神経も乱れやすくなります。
良い睡眠をとるためには就寝前にリラックスモードの副交感神経を優位にさせないといけないのですが、自律神経が乱れると交感神経と副交感神経の切り替えが上手くできなくなり、就寝前なのに緊張モードの交感神経が優位のままになります。
交感神経が優位のまま眠りに就いても心身は緊張モードで脳は冴えたままなので、なかなか眠れなかったり、ようやく眠れてもぐっすり眠れず途中で起きてしまったりということが起こります。

プエラリアが不眠に効果的だといわれている理由は、プエラリアに含まれる植物性エストロゲンを摂ってエストロゲン作用を補充することで、ホルモンバランスを整えるようにサポートするからです。
ホルモンバランスの乱れが整うと脳の視床下部の混乱も落ち着きますので、自律神経の乱れも整いやすくなります。
自律神経の乱れが落ち着くと、交感神経と副交感神経の切り替えもスムーズになりますので、不睡眠の予防・改善にも繋がります。
これが、プエラリアが不眠に効果的だといわれている理由です。

プエラリアは「メラトニン」の分泌を助ける

質の良い睡眠のために欠かせないホルモンが「セロトニン」です。
セロトニンは、睡眠を導いたり、体内時計を調整したりする働きを持つ「メラトニン」に変わる大切なホルモンです。
セロトニンやメラトニンなどのホルモン物質を脳に運ぶのは血液ですので、血液循環が悪くなると、セロトニンやメラトニンは十分に働くことができません。
エストロゲンには血管を広げて血液を促す働きがあります。
プエラリアを摂って植物性エストロゲンを補い、エストロゲン作用を促すことは、血行不良の改善、血液循環の促進にも繋がりますので、結果的にセロトニンやメロトニンの分泌を助けることにも繋がります。
血行が良くなると体もぽかぽかになりますので、自律神経の乱れの緩和にも繋がります。
不眠で悩んでいる方は、一度プエラリアを試してみてはいかがでしょうか？