プエラリアを使用しない方がいい場合もある?

プエラリアを使用しない方がいい場合もある

プエラリアは、継続して摂ることで女性ホルモンのエストロゲン作用を促すといわれています。
その理由は、プエラリアに含まれる植物性エストロゲンが女性ホルモンのエストロゲンと似た働きを持っているからです。
植物性エストロゲンを補充することでエストロゲン作用を促し、女性らしい体や美しい肌づくりをサポートします。
プエラリアは女性の美しさと健康を維持したいすべての女性におすすめしたいものなのですが、健康のためにプエラリアを使用しない方がいい場合もあります。
今回は、プエラリアを使用しない方がいい場合を5つご紹介します。

妊娠・授乳中、不妊治療中の場合

プエラリアは同じように植物性エストロゲンが含まれる植物よりも作用が強いという特徴があります。
妊娠中や授乳中はホルモンのバランスが急激に変化する時期ですので、ホルモンバランスも崩れやすい時期でもあります。
とくに妊娠初期は、流産を防ぐために安定期までプロゲステロンの分泌量が多くなります。
この時期に、作用の強いプエラリアを補充してエストロゲン作用か促してしまうと、プロゲステロンの働きが鈍くなる恐れがあります。
また、授乳中にプエラリアを摂ると、乳児のホルモンバランスに影響を及ぼす可能性がありますので、妊娠中・授乳中のプエラリア摂取はおすすめしません。
そして、不妊治療中の女性もプエラリアの摂取を控えましょう。
不妊に悩まされている女性は、もともとエストロゲンの分泌が低下していたり、ホルモンバランスが乱れがちですので、プエラリアの摂取によって症状がかえって悪化してしまう恐れがあります。
それでもプエラリアの服用を望む方は、必ずかかりつけの医師に相談してから摂取しましょう。

ピルを服用中の場合

ピルは、女性ホルモンのエストロゲンとプロゲステロンの分泌量を調整することで、避妊やPMS(月経前症候群)の症状を緩和するための薬です。
プエラリアは植物性エストロゲンが含まれていますので、作用するのは女性ホルモンの「エストロゲン」の分泌のみです。
ですから、ピルとプエラリアを同時に摂取すると、エストロゲン過剰、ホルモン分泌過剰といった状況になり、ホルモンバランスが乱れます。
ピルとプエラリアを服用してホルモンバランスが乱れてしまった場合、通常よりもお互いの服用が強く出る可能性があります。
ピルとプエラリアの副作用には、倦怠感、吐き気、頭痛、生理不順、肌トラブルなどがあります。これらの副作用が通常よりも強く表れる恐れがありますので、ピルを服用している方はプエラリアの服用は控えて下さい。

アレルギー持ちの場合

プエラリアはマメ科クズ属の植物です。その根っこを使用しています。
プエラリアの根っこは山芋によく似ています。
この根っこには、山芋と同じく「シュウ酸カルシウム」というかゆみの元となる成分が含まれていることがあります。
ですから、山芋のアレルギーを持っている方は、アレルギー反応が出ることがあります。
山芋アレルギーを持っている方はもちろんですが、植物アレルギーを持っている方は注意が必要です。

20歳以下の場合

未成年の方はまだまだ心も体も成長途中です。
心身が未熟な10代は、ホルモンバランスも安定していません。
ホルモンバランスが安定していない状態でプエラリアを服用すると、心身のバランスが崩れやすくなります。
思春期に心身のバランスが崩れると、ニキビや肌荒れが起きたり、気分が落ち込みやすくなったり、不安感が強くなったりします。
20歳以下の場合は、プエラリアなどのサプリメントではなく食事や運動によって美容強化を目指しましょう。

甲状腺異常や女性特有の疾患を持っている場合

プエラリアに含まれる植物性エストロゲンはホルモンバランスに影響を与える成分です。
甲状腺異常があったり女性特有の癌や生殖系の病気がある方は、ホルモンのバランスが乱れている傾向にありますので、この状態でプエラリアを摂取するとかえって症状が悪化する恐れがあります。
また、これらの病気で治療を受けている方の中には、ホルモンを分泌させる薬を服用している場合があります。
こういったホルモン分泌の治療を行っているときにプエラリアを飲むと、治療薬の効き目が低下してしまう可能性があります。
治療を受けている方、健康に不安がある方は、プエラリア摂取の前に必ずかかりつけの医師に相談してください。

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