プエラリアで不妊になるのは本当？
プエラリアを飲むと不妊になるという俗説があります。
結論からいいますと、プエラリアを飲んで直接的に不妊になることはまずありません。
では、なぜプエラリアを飲むと不妊になるという噂が流れているのでしょうか？
一般的に、赤ちゃんを望んで一年が過ぎても妊娠しない場合、パートナーのどちらかに不妊の原因があると考えられます。
女性側と男性側では原因が違いますが、女性側に不妊の原因がある場合、ホルモンバランスが乱れている可能性が高いです。
一般的に月経期間は７日前後で、月経が終わりに近づくにつれて経血の量は減っていきます。
しかし、月経の日数が極端に少なかったり、極端に多かったり、経血の量が多い状態が最後まで続いたりなど、月経の状態や月経周期に問題がある方は、ホルモンバランスの異常の可能性があります。
不妊の原因は人によっても異なりますが、ホルモンバランスが乱れている状態が長くなると女性の体は妊娠しにくくなります。
プエラリアには女性ホルモンのエストロゲン作用を助ける植物性エストロゲンが含まれています。
エストロゲンを補充し、ホルモンバランスを整えるように促すことでバストアップや美肌、ＰＭＳの緩和など様々な効果が期待されているのですが、プエラリアを過剰摂取したり、ホルモンバランスが崩れているときにプエラリアを摂ったり、プロゲステロンの分泌が活発になる黄体期にプエラリアを摂るなどすると、かえってホルモンバランスを崩す恐れがあるのです。
ホルモンバラスが崩れると、女性の体は妊娠しにくくなります。
これが、プエラリアを飲むと不妊になるという噂の要因です。
ただし、だからといって妊活にプエラリアを頼るのもおすすめしません。
プエラリアはあくまでも健康食品で薬ではありませんので、病院で処方される治療薬のような効果は期待できません。
不妊で悩んでいる方や不妊症の方は、まずは専門のお医者さまに相談しましょう。
不妊でプエラリアの摂取を考えている方は、まずはお医者さまに相談してから始めてくださいね。
お金をかけずにできる妊活
病院やクリニックで行われる妊活には高額な治療費がかかります。
しかし、お金をかけずにできる妊活もあります。
ここでは、お金をかけずにできる簡単な妊活術を３つご紹介します。
標準体重を維持する
肥満になると妊娠するのに時間がかかるだけでなく、流産の確率も高まります。
これは女性だけでなく男性も同様です。
女性はＢＭＩ３０以上、男性はＢＭＩが２５以上になると妊娠しづらくなります。
太り過ぎだけでなく、痩せすぎも不妊の要因になります。
ＢＭＩ１９未満の女性は、月経がこなかったり、月経周期が乱れやすい傾向にあります。
妊娠しやすい体をつくるためには、標準体型を維持しましょう。
アルコールはほどほどに
妊娠中のアルコール摂取はＦＡＳ（胎児性アルコール症候群）を引き起こすなど、胎児に悪影響を及ぼしますので、妊娠中はアルコールを控えなくてはなりません。
妊娠前も出来るだけアルコールは控えた方が良いといわれる一方で、アルコールを摂った方が妊娠しやすいという研究データもあります。
厚労省のガイドラインでは、１日に摂取してよいアルコールは、ビールなら中ビン１本、缶チューハイなら１缶と定められています。
ただしこれはあくまで、一般向けなので、妊活の方のためにアルコールのガイドラインは決められていません。
妊娠中、授乳中のアルコールは禁止ですが、妊娠前のアルコールはほどほどにしましょう。
激しい運動はしない
妊活に運動を始める方も多いでしょうが、運動がかえって妊活を邪魔することもあります。
というのも、運動をすると活性酸素が発生しますので、心臓への負荷が大きい激しい運動を行うと、体内の活性酸素が増加します。
増えすぎた活性酸素は健康な細胞や遺伝子を傷つけます。
精子や卵子も細胞ですので、活性酸素のダメージによって受精や着床にも悪影響を及ぼす可能性があると考えられているのです。
妊活に良い運動は、ヨガやウォーキングなどの心臓への負荷が小さい有酸素運動ですので、心臓への負荷が大きい激しい運動は控えましょう。
妊娠しやすい状態をつくるには、普段の生活習慣を整えることが大切です。
ホルモンバランスを整えるためにプエラリアも有効ですが、不妊症の方がプエラリアの摂取を始めるときは、必ずお医者さまに相談してから始めて下さいね。